かをり創業者 板倉 富治(現社長 板倉 敬子の父)の言葉より
以下は、かをり創業者 板倉 富治 が創業に際して、
社員一同を前に「かをり」屋号の由来について語った言葉であります。
「かをり」の屋号は、江戸時代の国学者、本居宣長の詠んだ次の歌からヒントを得て名づけたものであります。
「しきしまの やまと心を人問わば 朝日ににほう山桜花」
この歌の意味は、「日本の象徴は何かというなら、それは朝日にあたって芳しい香(かをり)を発散してゐる山桜である」ということであり、従ってこの歌のように日本のシンボルはかをりであるという風に、かをりを成長発展させて行きたいと念願してゐます。
又、日本古来のたばこの名称も、この歌からとったものが五種もあります。
かをりの意義を、外国人のお客様に尋ねられたら、次の一文を見せるとよくお分かりいただけると思います。
The poet MOTOORI was a celebrated Japanese poet of olden times. In one of his poems, he says;
” If any would know the heart of Japan, let him gaze at the blossom of the mountain cherry, exhailing its fragrance (KAORI) in the morning sun.”
このように、「かをり」という屋号には、古来より日本人の心の故郷とも言える「桜」「香り」を、いつまでも心にとめておきたい、という創業者の願いが込められているのです。